病気につながる可能性も 「耳掃除」は月1回程度で実は十分

公開日: 更新日:

 耳掃除は、ハマってしまう。あまりの気持ちの良さに、頻繁に綿棒を耳に入れて、カサコソカサコソ掃除してしまう人もいるだろう。しかし、耳の専門医は、その習慣に眉をひそめる。

 少し前(2016年)の調査になるが、耳掃除に関する調査結果がある。日用品流通の情報基盤を運営する「プラネット」が行ったもので、どのくらいの頻度で耳掃除をしているかという質問に対し、最も多かったのが「週に1回」の23.1%。続いて、「2~3日に1回」が17.5%、「2~3週に1回」が12.9%。6割以上が週に1回以上耳掃除をしており、それに該当するのは男性で57.1%、女性で67.7%だった。

 何を使って耳掃除をしているか? トップ2は綿棒と耳かきで、どちらも6割を超えた。耳掃除に関するエピソードでは「血が出るまでかいてしまう」「お風呂上がり、毎日綿棒でぐりぐり」「とにかく耳かきが大好き」など。

「耳掃除は月1回くらいやる程度で十分です」

 こう言うのは、日本医科大学耳鼻咽喉科准教授・後藤穣医師だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋