雨の日になると頭痛が悪化する…薬に加えて効果的な方法は

公開日: 更新日:

 曇りや雨など特定の気候の日に起きる体調不良を「気象病」と呼び、頭痛もその一種。特に雨の日は気圧だけでなく湿度も高くなるため、不快感が増し、体調不良になりやすいのです。

 私たちの体は、気温はもちろん、気圧や湿度などの影響を常に受けています。また、気温、気圧、湿度などが変化するたびに自律神経が働き、内部環境を一定に保つようにしています。しかし急激な気候の変動や低気圧の接近で、自律神経のバランスが乱れてしまうことがあります。

 耳の奥にある内耳の前庭に気圧センサーがあり、気圧が低くなると自律神経の乱れが生じます。気圧センサーの感受性は人によって異なるのですが、内耳が敏感な人は気象病を起こしやすい。

 気候に影響を受ける可能性が高い頭痛は、緊張性頭痛と片頭痛です。気圧が低い状態に居続けると、体内でヒスタミンやセロトニンという物質が生成されます。これにより体内の水分が貯留し、筋肉の収縮や血管透過性が増強されて緊張性頭痛が起こる。また、片頭痛は、低気圧になると血管が拡張し、この拡張した血管が神経を刺激することで起こります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁