水虫と帯状疱疹は秋にも要注意 家族感染と重症化どう防ぐ

公開日: 更新日:

 夏の暑い時季に悪さをする皮膚病の代表が、水虫だろう。気温の低下とともに足のムレが軽減すれば、症状も軽くなる。5人に1人といわれる水虫の人はホッとしているはず。一方、残暑の疲れが出始めるこの時季に悪さをするのが、帯状疱疹だ。まったく違う2大皮膚病、秋ならではの注意点があるという。すみれ皮膚科クリニックの藤田伸弘院長に聞いた。

 まずは水虫について。

「水虫はいくつかのタイプがあって、足の親指の間がジュクジュクしてかゆくなる趾間型や足の裏やふちに水ぶくれ(水疱)ができる小水疱型だとかゆくなります。そういうタイプだと、症状が落ち着く秋から冬にかけては治療を休みがち。一方、主にかかとの角質が増殖して粉をふいたようになる角質増殖型は、水虫と気づいていない人が多く、治療していないことが珍しくありません。いずれのタイプであれ、秋は治療の中断から家族やパートナーに感染させやすいのです」

■靴の衛生とワクチン接種

 水虫を起こす白癬菌をまき散らさないためにはしっかり治療を続けること。抗真菌薬のクリームや軟膏を塗るのが基本だが、塗り足りない人が多いという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情