今年の流行は早い? インフルエンザ対策を専門医に聞いた

公開日: 更新日:

 まず、一日に何度も行うマスクの交換だ。マスクはただつければいいというのではない。マスクの表面にはインフルエンザのウイルスが付着しており、手で触ると、今度は手にウイルスが付着する。

 その手を口や鼻に持っていけば接触感染を起こし、また、ドアノブ、電話、スマホ、パソコンのキーボードなど周囲のものに付着させる。それを触れば、さらに接触感染のリスクが高まる。

「マスクを外したら必ず新しいものに交換する。外す時は耳にかけるゴムだけを持つようにし、マスクの表面を触らない。接触感染対策のために、アルコールで手指、そして、周囲のものの消毒を頻繁に行っています」

 次に、ウイルスが生存しにくい環境をつくるため、加湿器で室内の湿度を高める。クリニックはもちろん、自宅でも各部屋に加湿器を設置しているそうだ。

 なお、マスクの着用は、鼻や喉の潤いを保って線毛の動きを良好にし、ウイルスを排出する役割もある。抗菌作用があるといわれるカテキンを含む緑茶もよく飲んでいるという。

■ゾフルーザは1回投与で済む

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波