ストレスフルでもうつ病にならない人は腸内環境に理由あり

公開日: 更新日:

 ベルギーの1054人の腸内細菌を調べた研究で、一部の細菌群とメンタルヘルスの間に関連性があるという結果が出た。うつ病と診断されている人の腸内には、ある種の腸内細菌が少なく、この結果はオランダで1063人を対象にした類似のコホート研究の結果と同様だったという。うつと腸内環境は関係しているのか? 千葉大学社会精神保健教育研究センター副センター長の橋本謙二教授に話を聞いた。

「うつ病の患者さんと健康な人の腸内環境を調べると、うつ病の方は腸内環境が乱れている。これは、実際の臨床現場でも言われていますし、関連した論文もいくつかあります。薬で腸内環境は変わるので、抗うつ薬が関係していると思われるかもしれませんが、論文では治療前の患者さんと健康な人とを比べているので、抗うつ薬を処方した結果ではないでしょう」

 うつ病だけでなく、自閉スペクトラム症や統合失調症などほかの精神疾患でも、腸内環境との関係が指摘されている。

 たとえばうつ病患者、または統合失調症患者の便から調整した腸内細菌をネズミに与えると、ネズミがうつ様行動、または統合失調症様の行動異常を示すという論文も海外の一流雑誌に掲載されている。脳と腸内細菌に密接な関係があることを示しているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ