がんになったら最初から「緩和ケア」を…最新事情を知る

公開日: 更新日:

「緩和ケア病棟の入院はすぐには難しいことが多い。都立駒込病院で言えば待ち人数10人ほどで、少なくとも1週間前後は待たなくてはならない。緩和ケア病棟の入院は、先駆けて面談や手続きが必要で、これすらも待たされる。面談や手続きを先にやっておけば、時間が短縮されます」

 面談しても、必ず緩和ケア病棟に入院しなければならないわけではない。入院するかどうかは後で決められる。なお、緩和ケア病棟を持つ医療機関でも、緩和ケア病棟が満床時には一般病棟へいったん入院できるところと、そうでないところがある。最初に確認しておいた方がいい。

 緩和ケア病棟に入院したら自由に過ごせない――。そう思っている人もいるかもしれない。しかし、“してはいけないこと”はほぼない。

「たばこはさすがに難しいですが、お酒もOKですし、好きな食品を食べてもOK。のみ込めない場合は、どうすればその料理を楽しめるか、スタッフと共に考えます。ペットとも会えますし、ある女性の患者さんは、旦那さんがずっと同じ病室に泊まり込み、病室から毎日出勤していました」

 覚えておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル