著者のコラム一覧
熊本悦明医師

1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本メンズヘルス医学会名誉理事長、札幌医科大学名誉教授。現在は「オルソクリニック銀座」(東京・中央区)で、名誉院長として診療中。近著「『男性医学の父』が教える 最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」(ダイヤモンド社)がある。

テストで判定 50代で“朝立ち”がめったにないのは要注意

公開日: 更新日:

 体調管理のカギを握るのは、元気ホルモンであるテストステロン。この分泌量が下がると、体にさまざまな異変が発生する。

「早速ですが、簡単なテストをしてみましょう。あなたは以下の質問にいくつ当てはまるでしょうか?」

質問① 不規則な生活で寝る時間や食事時間がバラバラだ。
質問② 仕事や人間関係に強いストレスを感じている。
質問③ 体調がすぐれず、気持ちが上がらない。
質問④ 寝つきが悪い。睡眠が浅いと感じる。寝汗をかく。
質問⑤ いきなり不安や寂しさを感じることがある。
質問⑥ ほてり、のぼせ、多汗がある。
質問⑦ 最近、ヒゲの伸びが悪くなった。
質問⑧ 性欲や勃起力が減退したと感じる。
質問⑨ 最近「朝立ち」がめったにない。

「これらのうち2つ以上当てはまったら体が『黄信号』を発していると言っていいでしょう。最初の①と②の質問は、生活状況に関したものですが、不規則な生活やストレスの多い毎日を送っていると、通常は50代くらいから急に減ってくるテストステロンが、30代でも減ってくることがあります。また、②で尋ねた『ストレス』こそ、男性ホルモンの低下の大きな引き金です。③~⑤はメンタルについて。テストステロン低下により睡眠の質が低下することも知られています。⑥⑦はテストステロン欠乏により体に表れる具体的な症状。ヒゲの伸びが遅くなる=テストステロン低下のサインです。⑧⑨は性機能について。50代で『朝立ち』がめったにないのは要注意。テストステロンが低下しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"