術後3日は人生最大の苦痛…Nosukeさん精巣がん語る

公開日: 更新日:

 術後の3日間は人生最大の苦痛でした。お腹の真ん中を縦に約30センチ切って、背骨付近の腫瘍を取り除いたわけですから、そりゃ痛いですよね。強力な痛み止めのせいで視界はピンク色になるし、管は6本もついていて、空気も満足に吸えず、一睡もできない状態の3日間は本当につらかった。時間の流れが異様に遅く感じて、ちょっとおかしくなりそうでした。でも、4日目になると少し眠れるようになり、5日目には激痛をこらえればトイレに行けるようになって、カテーテルが外れ、点滴が抜け……と日に日に回復し、12日間ぐらいで退院できました。家族やスタッフ、仕事の関係者にその報告ができたときはウルッときました。

 入籍して2カ月での出来事でしたけど、結婚していて本当によかったと思います。妻がいつもと同じように明るく接してくれたことにどれだけ救われたか分かりません。本当は陰で泣いていたかもしれないですけどね。

 実家の母親も僕には「不摂生を反省しなさい」と厳しめなことを言いながら、家では泣き崩れていたと弟から聞いたので、気丈に振る舞った母の言葉にグッときちゃいました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし