抗不安薬や睡眠薬は増える一方…薬を見直す家族の働きかけ

公開日: 更新日:

 この女性は、施設への入所が薬を見直すキッカケになったが、知らず知らずのうちにベンゾ系の薬を重ねてしまっている人は、どうすればいいのか。

「家族の働きかけが、とても大切です。同じ薬が複数の医療機関で処方されていることを医師と薬剤師に相談し、薬の見直しをお願いするのです。絶対にやめてほしいのは自己判断で薬を突然、中止すること。ベンゾジアゼピン系の薬をやめるときは、医師の指示で少しずつ減らしていくのが鉄則。突然やめると、反動で不具合が生じやすいのです」(酒井氏)

「お薬手帳」は、重複処方を見つける手がかりになるが、人によっては医療機関ごとに手帳を使い分けていることがあるという。

 そうすると、医師も薬剤師も重複処方を見つけられない。お薬手帳は、必ず1冊ですべての医療機関をカバーすることだ。

 聖路加国際病院内科名誉医長で、「西崎クリニック」院長の西崎統氏が言う。

「ベンゾジアゼピン系の薬を別のグループの薬に切り替えるのも、ひとつの方法でしょう。たとえば抗不安薬ならアザピロン系、睡眠薬ならメラトニン系かオレキシン系に。そのためには、医師にお薬手帳を見せることです」

 在宅で介護サービスを受けているケースでは、介護スタッフや通所サービスの担当者に薬の確認をしてもらうのも重要だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網