東大大学院教授が解説 スロトレで認知症予防・がん抑制

公開日: 更新日:

 マイオカインは30種類以上見つかっていて、スパークは、大腸がんのリスクを抑えることが分かっている。あくまでも動物実験だが、3年前に悪性リンパ腫を克服した石井氏はこうも言う。

「ボディービルで鍛えた“筋肉貯金”のおかげで、ステージ4の末期から生還できたのかもしれません。がんが進行すると、筋肉が分解されてやせ細ります。骨髄移植前の無菌室でスロトレしていたのは、僕くらいでしょうね。僕と同じがんを告白した笠井信輔アナも、ぜひ病気を克服してほしいと思います」

 筋力の低下は、中高年の不調と関係が深い。その手っ取り早い解消法が、スロトレの定番スロースクワットだという。

「4秒かけてしゃがみ、4秒かけて立ち上がる。それだけです。不安定ならイスを使っても構いません」

 1セット10回。ラジオ体操のように習慣化し、慣れたら負荷を増やせばいい。

 きょうから始めよう。

【連載】病み患いのモトを断つ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束