みのもんた引退決意…年を取ると会話かみ合わなくなるナゼ

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■「孤立」を避け、「読み聞かせ」「朗読」に励む

 一般的に神経の伝達速度は年を経るごとに遅くなる。日常生活で脳の老化を実感するのは40~50代になってからが多いが、脳の神経細胞の減少は20代からはじまっている。個人差はあるが、毎年0・5%程度の脳の神経細胞が失われ脳の判断能力は30歳前後をピークに徐々に衰えていく。

「ただし脳は、脳神経が失われたとしてもダメになるわけではありません。脳は神経細胞同士の信号のやりとりでさまざまな機能を獲得し、新たな刺激により神経細胞同士は神経回路のつながり方を変化させたり、信号の強弱を変化させたりすることで、新たな能力を得ているのです」

 日常の行動を支える知的能力を知能といい、知能にはパッと思いつく、素早く暗算ができるといった「流動性知能」と、長年の経験や学習などによって獲得する「結晶性知能」がある。

「一般的に前者は20代をピークに衰え、後者は70代後半までその知能は上昇していくといわれますが、こうした知能の加齢変化は個人差が大きい。結晶性にしても流動性にしても知能が、ある年齢から一斉に低下するわけでも、誰もが同じような低下の仕方をするわけでもありません。みのもんたさんはテレビに出続けることで、それらがほかの人よりも長く維持できたのだろうと思います」

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