みのもんた引退決意…年を取ると会話かみ合わなくなるナゼ

公開日: 更新日:

 さらに、みの氏の場合は妻に先立たれたことも影響しているかもしれない。ある研究では高齢期に抑うつの状態があると流動性・結晶性とも知能の低下がより進行すると報告されている。

 とはいえ、みの氏が会話のテンポが合わなくなったと感じた相手は、テレビに出演する一流芸能人ら。同級生や一般人相手なら十分「おしゃべりな人」でいられるに違いない。しかし、一般の高齢者が周囲と会話のテンポが合わなくなれば、孤立して引きこもったり、刺激のなさから老化が早く進む可能性が高い。避けるにはどうすればいいのか?

「読み聞かせをしている高齢者は元気であることがわかっています。そこで朗読をたくさんしてもらい、その直後に動物など特定のジャンルの言葉を1分間でどれだけ思い出せるかを実験したところ、3カ月後にはその数が向上したという研究結果を得ました。口の筋肉運動の脳へのフィードバックがいい影響を与えたのかもしれませんし、言葉をたくさんしゃべることで脳内での言葉へのアクセスが容易になったのかもしれません」

 読み聞かせや朗読は会話のテンポを維持することにつながりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった