年末年始から1カ月…痛くない“大人の虫歯”が寿命を縮める

公開日: 更新日:

 正月太りを心配している中高年は、同時に虫歯の心配をした方がいい。肥満の裏で静かに大人の虫歯が進行するからだ。厚労省の調査によると、40歳以上の8割は虫歯があり、4割はそれが原因で歯を失うという。歯は1本失うたびに寿命が数年縮まるともいう。元気で長生きしたければ、今こそ歯のケアに気をつけるべきだ。

 出版社勤務のAさんは秋口から糖質ダイエットを始め、100キロあった体重を90キロ台前半に減らした。これに気を良くしたAさんは年末年始に、「ちょっとくらいいいか」と油断したところ、あれよあれよとリバウンド。お正月明けには元の100キロ近くの体重に戻ってしまった。

 Aさんが急激にリバウンドしたのは、それまで控えてきた糖質を一気に体の中に入れたからだ。寒いからと体を動かさず、エネルギーを消費しなかったことから余ったブドウ糖が中性脂肪となり、体内の脂肪細胞にためこまれたためだ。当然、食事は糖質が増え、それを餌にする口腔内の虫歯菌の活動は活発となる。自由診療歯科医師で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…