高齢ドライバーの事故対策は認知症に加え緑内障チェックも

公開日: 更新日:

 老親がまだ運転をしているようなら、認知機能に加えて、緑内障の有無や進行具合もチェックすべきだ。

 緑内障の治療は点眼薬、レーザー、手術とあるが、ほとんどの人が点眼薬を続ければよい。治らない病気ではあるが、緑内障だからといって全員が失明するわけではない。早期治療によって進行を早く抑えられれば失う機能が少ない。

 また、進行してしまい見つかったとしても、その時期に適切な治療を眼科で開始し、続けられれば視機能を維持できる。

 とはいえ、点眼薬が面倒な人もいるだろう。そんな時は、レーザーや手術を検討するのも手?

「緑内障治療は、点眼薬をまず試し、それが効かなければ2剤、3剤と数を増やし、それでも効かなければ、レーザーや手術を検討します。点眼薬は1日1回でOKのものや、合剤で2種類の点眼薬を1回でさせるものなどが出ています。面倒がらずにぜひ自分に合ったものを選んでほしい。レーザーや手術は、一度受けてもずっと眼圧を下げられるものではなく、やがて再手術を受けなくてはならなくなる人もいます。特に手術は、気軽な気持ちで検討するものではありません」

 なお、点眼薬で目の周りが腫れるなど副作用に弱い人も手術などの対象になる。

 主治医とよく相談して自分に合った治療法を見つければよい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった