“声の衛生教育”を2カ月 6割以上の人の声帯ポリープ消えた

公開日: 更新日:

 すると2カ月後、①のチーム医療のグループでは61・3%の人で声帯ポリープが消えていた。一方、②のパンフレットを渡されたグループは、声帯ポリープが消えた人が26・3%だった。①の半分以下だ。

■自分ひとりでもできる

 この研究で明らかになったのは、「声帯ポリープは声の衛生教育で消える可能性があり、手術前に行うと有効」であること。さらに重要なのは、「パンフレットを見て自分で行う方法でも効果があるが、専門家と一緒に声帯に負担をかける習慣をあぶり出して改善した方がより効果が高い」ということだ。

「子供を対象にした観察研究でも、声の衛生教育で声帯ポリープが消える結果が出ています」

 残念ながら、国内では声の衛生教育に力を入れているところはまだ多くはない。まずは主治医に相談し、声の衛生教育について書かれたパンフレットを手に入れよう。

 ただし、声帯ポリープはがんとの区別がつきづらいケースもある。自己判断はやめて、必ず耳鼻咽喉科で検査を。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束