今夏は熱中症死者が増える可能性 新型コロナ超えの予想も

公開日: 更新日:

 世界中の人がマスクをした状態で過ごすという、歴史上前例のない夏が間もなくやってくる。マスク着用時の呼吸における温度の上昇。さらに、外出自粛やリモートワークが続いたことによって、暑さに徐々に体が慣れる暑熱順化が十分でないことから、今年の夏は熱中症にかかる人が増加する可能性もある。

 総務省消防庁の統計によると、一昨年の2018年の夏には、7万1266人が熱中症で救急搬送され、うち138人が初診で死亡した。今年の救急搬送者と死亡者がどれくらいまで増えるかは予測不可能だが、場合によっては、新型コロナウイルスによる死亡者の756人(5月17日現在)に匹敵する可能性もある。まさに、真夏の脅威が近くやってくるのだが、そもそも、このように命を脅かす熱中症とは何なのだろうか?

「暑熱環境にあって、なんらかの体調不良や、いろいろな症状が出た場合、これはすべて熱中症の可能性があります。逆にいえば、寒い環境での体調不良は、決して熱中症とは言わないということですね」

 こう説明するのは、帝京大学医学部付属病院高度救命救急センター長で、同大医学部救急医学講座の三宅康史教授だ。環境省「熱中症予防声かけプロジェクト」の実行委員長も務める、熱中症の第一人者だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」