鼻<下>誰でも実践できる鼻通りを良くする6つのセルフケア

公開日: 更新日:

「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の鼻症状を放置していると、中耳炎や副鼻腔炎になりやすくなる。さらに、鼻が悪く口呼吸になると、全身に酸素を効率よく取り入れることができないので、心臓や血管に負担をかけ、体内の酸欠から全身にさまざまな弊害をもたらす。

 昔は「鼻が悪いと頭も悪くなる」ともいわれていた。それは本当なのか。日本医科大学付属病院・耳鼻咽喉科の大久保公裕教授が言う。

「鼻が悪いと、脳の働きに影響を及ぼすことは確かです。それは、鼻は呼吸や嗅覚の働きだけでなく、『脳の性能を維持する』という重要な役割を担っているからです。そのひとつが『熱くなった脳を冷やす』という働きです。パソコンなどと同じように、脳は使えば使うほど過熱します。鼻は脳の下に位置して、鼻呼吸をすることで血流を介し脳を内側から冷やしているのです。加えて、鼻呼吸ができないと、脳に十分な酸素を供給できなくなります」

 鼻呼吸で酸素を体中に行き届かせることは、自律神経を整えることにもつながるという。呼吸が影響するのは体だけに限らない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも