著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ウナギ】本当の旬は秋冬だが…夏に必要な栄養素がたっぷり

公開日: 更新日:

 また、ウナギは代謝を促進するビタミンB1や、口内炎や角膜炎などを予防してくれるビタミンB2も豊富。今から活動するという朝食にぜひ食べてみてください。

 なお、n―3系脂肪酸のひとつであるDHA、EPAも含まれます。体内では合成できない脂肪酸で、中性脂肪を下げてくれる効果が認められています。年齢で若干ばらつきますが、生活習慣病を予防するためにはn―3系脂肪酸を約2グラムは摂取したいといわれています。かば焼き1尾に含まれるDHAが1950ミリグラム、EPAが1125ミリグラム程度ですので、1尾食べればDHA、EPA合わせて目標量に達することができます。

 また、DHAとEPAは体内時計をリセットする作用も強いことが報告されているので、朝食に食べると体をシャキッと活動できる状態にすることができるでしょう。

 商売戦略的に始まった丑の日のウナギですが、夏に取りたい栄養素が豊富なことは間違いありません。今年の丑の日もウナギを食べてみてはいかがでしょうか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状