著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

大葉(青じそ)は食後の血糖値上昇を抑える 夕食時に最適

公開日: 更新日:

 そうめんやうどんなど、さっぱりとした料理の薬味として大葉を使う方も多いのではないでしょうか? 

 大葉も青じそも実は同じものなのですが、刺し身に添えたり、刻んで薬味などに使われるときは青じそ、対して大葉は、葉のままの青じそにのみ使われる呼称です。また、地域によって大葉かしそで呼び方が異なり、中部~近畿地方にかけてと東日本の日本海側では「大葉」、そのほかでは「しそ」と呼びます。

 そんな大葉ですが、ロスマリン酸と呼ばれるポリフェノールの一種が食後の血糖値上昇を抑えてくれる効果があるので夕食時に最適な食材といえます。

 その他にも、動脈硬化の防止に役立つカルシウムや高血圧予防のためのカリウムなども含まれ、薬味の中でも栄養成分がダントツに多いことでも有名です。

 特に多いのが緑黄色野菜に多く含まれている「β-カロテン」です。可食部100グラムのβ-カロテン当量で比較すると、ニンジンの約1.3倍、ブロッコリーの約13.5倍も含まれています。大葉1枚当たり約1グラムなので、10枚食べればブロッコリー100グラム食べるよりもβ-カロテンが取れてしまう(!)ということですね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手