著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ウナギ】本当の旬は秋冬だが…夏に必要な栄養素がたっぷり

公開日: 更新日:

 土用の丑(うし)の日にウナギを食べてスタミナをつける季節になってきました。今年は7月21日、8月2日が丑の日に当たります。

 今ではウナギ=夏というイメージが定着していますが、実はウナギの旬は秋~冬にかけて。「新仔ウナギ」という特別なウナギが出回ります。

 ではどうして、丑の日にウナギを食べる風習ができたのでしょうか? 諸説ありますが、江戸時代、商売がうまくいかないウナギ屋が「丑の日に『う』がつくものを食べると夏負けしない」という言い伝えをもとに「本日、丑の日」と書いて店先に張ることを平賀源内に勧められたら大当たりしたのが始まりだそうです。他のウナギ屋も真似し、現在もウナギを食べる風習が残っているといわれています。とはいえ、暑さで疲労が蓄積しやすい夏に、ウナギはもってこいの食材なのです。

 皮膚や粘膜、目の健康を維持するビタミンAはかば焼き1尾分(150グラム当量)に、成人1日当たりの推奨量の約2倍以上含まれます。ただし、ビタミンAは過剰症のリスクもあるので食べすぎには注意しましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」