著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

コロナ感染の危険大?西海岸の山火事でリスク増す呼吸器疾患

公開日: 更新日:

 米西海岸3州にまたがって広い範囲で燃えている山火事が近隣都市に深刻な大気汚染をもたらし、新型コロナウイルス感染のリスクも高める懸念が生まれています。

 西海岸の山火事は、ハリケーンなどの自然災害と同様、この季節にはつきものですが、今年は空前の規模で燃え広がり、被害が深刻化しています。カリフォルニア、オレゴン、ワシントンの3州で今年になって燃えた面積は、9月中旬現在で500万エーカー。ニュージャージー州に匹敵するほどの広さが燃えたことになり、消失した建物は2000以上、30人近い人が亡くなっています。同時に深刻化しているのは大気汚染です。中でも、先週半ばに「世界最悪の大気汚染都市」に認定されたオレゴン州ポートランド市は、煙のため昼でも曇り、市民には屋内にとどまるようにとの勧告が出されました。

 こうした粉塵は、汚染物質として悪名高い超微粒子PM2・5を含み、肺まで深く入り込んでぜんそく発作などの呼吸器疾患、心臓発作の原因にもなるとされています。同市では緊急救命室で治療を受けた患者のうち10人に1人は、こうした呼吸器疾患だったとも報じられています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?