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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

8月後半の新学年開始直後から全米の大学でクラスター発生

公開日: 更新日:

 8月後半から新学年が始まったアメリカ各地の大学では、開講直後から新型コロナウイルスのクラスターが発生し、大きな問題になっています。

 サウスカロライナ大学では学生の1000人以上が感染。8月28日から31日の間に検査した人のおよそ28%が陽性だったと公表しました。約3万人の学生を抱える同大学では、6つの学生サークルによるパーティーが感染拡大の原因とし、関係した学生を停学処分にすると同時に、検査のさらなる拡充と消毒を行うとしています。

 こうした感染は全米37州に広がっており、ニューヨーク・タイムズは「750の大学でこれまでに2万6000人が感染、64人が死亡」と報道しました。

 そのうちアラバマ大学では先月19日の開講以来、学生と教授含め1300人が感染、ノースカロライナ大学は800人台、セントラル・フロリダ大学は700人台と増えています。

 しかし多くの大学ではプライバシーを理由に正式な数字を公表していません。アラバマ大学の教授らが情報を公開しないよう警告を受けたと、ワシントン・ポストは報道しています。現状、こうした情報公開について国はガイドラインを定めていません。つまり、今後も全体数の把握は難しいということになります。

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