コロナ禍でさらに危ない 「秋バテ」撃退する2つのポイント

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 コロナ禍が続く今年の秋は、いまだテレワークの人がたくさんいるし、外出を控えている人も多い。季節的な要因だけでなく、日常生活で日光に当たる時間がさらに減っているため、より秋バテに悩まされる条件が揃っているのだ。

 セロトニンをしっかり分泌させ、自律神経を整えるためには、まずは朝に軽く散歩をするなど外に出て、分泌のスイッチを入れる。テレワーク中でも、昼間はなるべく日の光が当たる場所で活動することを意識する。

「さらに、ダイエットなどの健康目的でプロテインを摂取している人は注意が必要です。プロテインには『BCAA』と呼ばれる必須アミノ酸が多く含まれているタイプがあります。BCAAは運動時に筋肉のエネルギー源になるバリン、ロイシン、イソロイシンという3種類のアミノ酸の総称で、これらを過剰に摂取すると、セロトニンの材料になる『トリプトファン』というアミノ酸が減ってしまうのです。研究では、BCAAを4グラム摂取すると、トリプトファンの血中濃度が10分の1まで減少することが明らかになっています」

 トリプトファンは、大豆などの豆類に多く含まれている。味噌汁、納豆、豆腐などの食品から十分な量を摂取できるので、セロトニンに変化する前の朝にしっかり取っておきたい。

 気候の変化への対応に加え、日照時間とセロトニンを意識することが秋バテの撃退につながる。

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