テレワークが終わった「アフターコロナうつ」に要注意

公開日: 更新日:

「また、これまでのような生活パターンに戻ると思うと憂鬱で仕方がない……」

 東京でも新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の解除が見え始め、テレワークを続けてきた会社員の多くからこんな声が聞こえてくる。急に通常業務に戻ったとき、心配なのが「アフターコロナうつ」だという。

 テレワークでは、満員電車で通勤したり、身支度や化粧も必要ない。朝食も仕事しながらとればいいから、始業ギリギリまで寝ていられる。わずらわしい社内の人間関係も最小限で済んだし、仕事中にスマホをいじってもテレビを見ても、誰からもとがめられることはない。

 外出自粛や営業休止の影響が直撃している業種や自営業の人は別として、この1~2カ月間、会社員の多くは仕事に関するストレスが大幅に減った環境で働いてきた。

 実際、この4月は自殺者数が激減した。厚労省によると、4月の全国の自殺者数は1455人で、前年同月に比べて約20%も減っている。最近5年間では最大の減少幅だという。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発