再感染しやすい?変異した新型コロナウイルスが見つかった

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 新型コロナウイルスに一度感染すると生体内の免疫系が働き、ウイルスに対する特異的な抗体を産出できる細胞が増加して、抗体によってウイルスの感染・増殖を抑える。このように新型コロナウイルスに対する免疫を獲得した場合、新型コロナウイルスに再度感染しても対する抗体がすぐに産出されるのでウイルスは増殖ができず、症状が重くなることは少ない。しかし、この変異した新型コロナウイルスはその抗体が効果を示さない可能性がある。そのため、一度新型コロナウイルスに感染した患者が、再度感染して症状が悪化してしまう可能性があるのだ。

「この変異は少なくとも独立に2回、欧州で発生していることが報告されました。この変異ウイルスは、それぞれ500回以上確認されていて、増殖効率に関しては今までの新型コロナウイルスとあまり変わらない、別な報告では少し劣るかもしれないともいわれています」

ワクチンや血漿療法から逃れられるようになった可能性も

 現在開発中のワクチンや、感染して回復した患者の血液を注入して抗体を作る血漿療法も、変異した新型コロナウイルスに対して効きづらくなる可能性が高い。

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