新型コロナに勝つ「呼吸術」ハーバード大客員教授が教える

公開日: 更新日:

 とはいえ、本当にこの根来式「4・4・8呼吸法」でウイルスに対する抵抗力は高まるのだろうか? 現在、根来医師はアスリートへの呼吸指導を行っていて、良い結果を得ているという。

 たとえば、今年の箱根駅伝で優勝した青山学院大学のA選手の場合は、重要レースがめじろ押しの冬にはインフルエンザ、ノロウイルスに感染しやすく、レースはもちろん練習にも支障をきたしていたという。ところが、指導により、インフルエンザはもちろん風邪すらひくことがなくなったという。

「指導を始めてすぐに、選手たちの血液成分や脳波、自律神経のバランス(交感神経と副交感神経の活動割合)や自律神経の総合力を示すトータルパワー、毛細血管や骨の状態などを調べました。その結果、A選手は自律神経のバランスが交感神経優位に傾いていて、トータルパワーが730と同世代の平均900から2割も低い状態で毛細血管もこの世代からすると悪くて、いわゆるゴースト化が進んでいる状態でした。そこで呼吸法を取り入れ、睡眠時間や朝食にも気を配ることでトータルパワーが1200まで上昇、毛細血管に血液がきちんと流れるようになり、感染症になりにくい体に変わったのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」