著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

在宅医療を受けたい…どうやってクリニックを探せばいい?

公開日: 更新日:

 飲食店なら「広告を見て探す」という手があります。しかし在宅医療の場合、在宅医療について漠然としか知識がなければ、広告を見ても問い合わせをするところまではなかなかいかないでしょう。そもそも広告を出している在宅医療のクリニックはそう多くはありません。

 それではベストな探し方は何か? 65歳以上の高齢者の場合は、地域包括支援センターという機関に相談するという手があります。

 地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点であり、介護・医療・保健・福祉などの側面から支える「総合相談窓口」です。スタッフには、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーがいます。

 地域包括支援センターはどの地域にもあり、民間に委託されるか、あるいは市町村が運営する形で運営されています。対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、またはその支援をする方や家族であれば、だれでも利用できます。

 たとえば介護保険を申請する時、病院に主治医がいる場合はその主治医に検証してもらいますが、主治医がいない場合は、地域包括支援センターの担当者が医師を探してくれます。その場合、「この人は訪問診療の方が適切だろう」と担当者が判断すれば、この段階で訪問医に連絡がいきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも