うつ病の復職を失敗しない!注目される再休職予防プログラム

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの影響で増加が指摘されているうつ病だが、うつ病では「復職のタイミング」も重要な治療ポイント。そこで改めて注目を集めているのが、復職支援と再休職予防を目的にした「リワークプログラム」だ。このプログラムを2005年に立ち上げた「メディカルケア大手町/虎ノ門」理事長の五十嵐良雄医師に話を聞いた。

「コロナによる在宅勤務が増え、その間、精神科医や産業医は会社が社員に在宅勤務をさせている状態で『復職可能』かどうかを判断せざるを得ませんでした。しかしそれで復職可能となった人の中で、在宅勤務中はなんとか仕事をこなせていたが、出社する従来のスタイルへ戻った途端、再休職となった人が少なからずいます。在宅勤務で復職しても継続できず、再休職した人もいます」

 というのも、在宅勤務での「復職可能」と、出社での「復職可能」とは病気の回復レベルが違うからだ。

 場所を選ばず柔軟に働けるテレワークと違い、コロナ禍でいや応なく始まった在宅勤務は「感染拡大を防ぐために自宅で」というもの。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も