著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

生命力を養う「黒食材」で腎をパワーアップして老化を防ぐ

公開日: 更新日:

 いよいよ新しい年がスタート。食の力で若々しく、パワフルな体を目指しましょう。

 老化は、中医学で「腎」と呼ばれる臓器との関わりが深いとされています。腎は人の成長や発育、生殖、老化をつかさどり全身のエネルギーをためておく臓器。まさにアンチエイジングの要です。腎が弱ると白髪が増え、耳が悪くなり、足腰が曲がって弱くなる、歯がもろくなる、物忘れが激しくなるなど老化現象が加速します。

 中医学では、男性の体は「八」を基本とするサイクルがあるとしています。「8歳周期で身体変化する」とされ、もっとも体が充実する時期は32歳。そして40歳からは髪の毛が薄くなって骨が弱くなり始め、48歳になると顔にシワが寄り白髪が増え、56歳で生殖力が欠乏……と老化が進みます。

 女性の場合は「7歳周期」です。28歳で女性としての体がもっとも充実した時期を迎え、35歳からシワができ始め、42歳でさらに老化が加速して白髪が増え、49歳で閉経し生殖能力がなくなり、さらに7の倍数ごとに衰えが加速します。

 男性8歳、女性7歳ごとの「ガックリ老化」を防ぐためには、腎を鍛える食養生を一刻も早くスタートすることが大切です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る