著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

週2回以上で…中高年が知っておきたいセックスの健康効果

公開日: 更新日:

 グロブリンAは、疲労やストレスがあると低下します。ですからセックス回数が多い(週3回以上)ほど、免疫力が高まるという結果にならなかったと考えられます。免疫力を高めるには「週1~2回」がちょうどいいようです。

 英国のコベントリー大学とオックスフォード大学の研究チームは、「セックス頻度を増やすことが、認知力を高めることにつながる可能性がある」と発表しています。この研究は50~83歳の男女(73人)を対象に認知能力テストを実施し、セックス頻度を調べたものです。セックスを週1回以上行っている参加者は、言語流ちょう性や視空間認知能力の点数が高い結果が出ています。ただし、セックス頻度が多いほど、注意力や記憶力、言語能力の点数が高いわけではなかったとしています。

 また、セックスパートナーがいなければ、男性はオナニーで射精するだけでもいいのです。米国ハーバード大学の研究では、月21回以上射精したグループが、そうでないグループより前立腺がんの発症が少なかったという結果が出ています。

 これらのセックスの健康効果は、はっきりしたことは解明されていませんが、共通するのは体の血流が良くなることです。月21回の射精は厳しいですが、週1~2回くらいの射精は続けていた方が体にはよさそうです。

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