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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

日本のコロナワクチン接種の遅れ 米国メディアも今後に懸念

公開日: 更新日:

 オリンピック是非論が白熱する中、日本のワクチン接種の遅れに関して、米メディアでも報道が増えています。

 現在、世界で最もワクチン接種率が高いのはイギリスで、1度でも摂取した人は人口の半分。それに次ぐアメリカも4割に迫っています。ところが日本はまだ1%にとどまっており、ほかのG7諸国に大きく引き離されている状況です。

 ブルームバーグは、ワクチンの遅れによるビジネスの伸び悩みや、感染への恐れから買い物客の足が遠のくなどの影響で、日本の今後の経済復興には他の先進国と比べ2年近く長くかかるのではないかと指摘。世界第3位の経済大国・日本の将来への懸念を表明しています。

 ナショナル・パブリック・ラジオでは、日本でファイザー製ワクチンの認可に時間がかかったのは、国民からのワクチンへの懐疑的な声を政府が避けるためであり、強く接種を打ち出せないのは、過去にワクチン問題の訴訟で負けたからという専門家のコメントを伝えています。

 また、ワクチンを海外からの輸入に頼っていることも遅れの理由のひとつとして挙げられていますが、そもそも科学とテクノロジーの国として知られる日本に国産のワクチンがないことが、意外に受け止められているようです。

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