著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

たくさん種類がある腹痛の薬を選ぶときは薬剤師に相談する

公開日: 更新日:

 春は寒暖差や生活の変化で、何かと体に負荷やストレスがかかりやすい季節です。そんな時に起こりやすい症状のひとつとして「腹痛」が挙げられます。

「お腹が痛い」と一概にいっても、症状や原因は本当にさまざまで、必ずしも胃腸が原因とは限りません。急いで医療機関を受診すべき状況は、「痛みがどんどん強くなり身動きができない」「話しかけても反応がない」「急にガマンできないほど激しい痛みが出た」「血を吐いた」時です。また、数日経っても痛みが治まらないか強くなる場合や、水分が取れない、激しく嘔吐した場合なども受診してください。

 病院に行く前に薬を飲んで様子を見たいという人も多いかもしれませんが、胃薬はたくさん種類があるので薬選びには迷うと思います。胃に対する薬は、主に①胃酸の分泌を抑えるタイプ②胃の粘膜を守るタイプ③消化を助けるタイプ④胃腸の過度の働きを抑えるタイプがあります。

 ①は胃痛や胃のもたれなどに効果があり、ガスターなどがそれに当たります。②は粘膜保護成分の分泌を促したり胃酸を中和するもので、セルベールやパンシロンなどが該当します。

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