肺<上>ティッシュ飛ばしテストと呼吸筋ストレッチで衰え改善

公開日: 更新日:

 呼吸筋は約20種類あるが、主な呼吸筋は「肋間筋」と「横隔膜」。補助的なものとして「腹直筋」や「胸鎖乳突筋」などがある。

 肋間筋は肋骨と肋骨の間にある筋肉で、息を吐くときに使う「内肋間筋」と、吸うときに使う「外肋間筋」がセットになっている。

 この肋間筋を使う呼吸が、上体を起こした状態ですることが多い「胸式呼吸」になる。

 横隔膜は肋骨の下端にあるドーム状の大きな筋肉。横隔膜が縮むと下に動いて肺が大きく膨らみ、緩むと上に動き肺がしぼむ。この横隔膜を使った呼吸が、あおむけに寝たときに自然と起こる「腹式呼吸」だ。

「呼吸筋の状態は、医療機関でスパイロメーターという機器を使い、肺活量や吐く勢いを調べることで『肺年齢』として詳しく把握することができます。家庭で行える肺年齢を調べる簡易的な方法に『ティッシュ飛ばしテスト』があります。しかし、やり方が悪いと正確性に欠けるので、判定はあくまで目安として理解してください」

「ティッシュ飛ばしテスト」のやり方はこうだ。テーブルの上にティッシュペーパーを1枚ふんわりと置き、120~180センチくらい離れた位置から思いっきり息を吐く。どれくらい離れた位置からティッシュを吹き飛ばせたかを確認する。ティッシュからの距離とおおよその肺年齢は次のようなものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!