著者のコラム一覧
葉山惟大日本大学医学部付属板橋病院皮膚科病棟医長/皮膚科専門医

化膿性汗腺炎 繰り返すおできの原因は毛穴の詰まりによる炎症

公開日: 更新日:

 毛穴にアカのようなものが詰まり、毛穴の袋が膨れて破れると膿が出るようになり、どんどん患部が広がっていくのです。

 しかし病名のためか、「不潔だからなった」と勘違いされる患者さんがとても多く、汗をかきやすい部位で発生することからか、自分が不潔なのではないかと、中には一日に何度もお風呂に入り、それでも治らないといって悩む人もいます。中には、あまりに思いつめて引きこもりになる人もいます。

 繰り返しになりますが、この病気はあくまでも毛穴の炎症によるもので、不潔だからなるのではありません。

 では、なぜ毛穴の炎症が起きるかというと、明確な原因は不明ですが、「自己炎症」という点はわかっています。

 私たちの体の中には、炎症が起きたときに炎症の原因をオフにする“スイッチ”があります。健康な状態だと炎症が起きるとスイッチをオフにできるのですが、自己炎症を起こす人はなぜかこのスイッチが機能しなくなり、“スイッチオン”状態が続き、症状が悪化していくのです。

 治療法には外科的治療、内科的治療があります。炎症が悪化して座るのもつらいとか衣服が肌に触れるだけでも痛いという場合は、手術でひどくなった部分を取り除きます。内科的治療だと抗菌薬や注射、服用薬、塗り薬といった治療法があります。どれも保険適用でできる治療法です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網