著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

イカ・海苔・黒ゴマで「腎」を強化して加齢臭を消す

公開日: 更新日:

 先週に引き続き、体臭ケアについて紹介します。薬膳における体臭対策はタイプ別の食養生が必要で、4つのタイプに大きく分かれます。

 今回は「腎の弱りタイプ」の対策です。このタイプの臭いは、ズバリ「加齢臭」! 中年期以降に発生する、いわゆる「オヤジ臭」が腎の弱りからくる体臭なのです。

 腎は人間の成長や発育、老化をつかさどり、全身のエネルギーをためておく臓器。腎はまさにアンチエイジングの要となる臓器といえます。

 腎が弱ると白髪が増える、足腰が曲がって弱くなる、記憶力が低下する……と一気に老化が加速して、加齢臭も発生してしまいます。老化により腎は誰しも弱ってきますが、もともと腎が弱いタイプの人は、いよいよもってあの「すえた臭い」がひどくなりやすいので要注意です。

 腎が弱いタイプの特徴として、腰痛あるいは腰痛ほどでもないけれど足腰がだるい、夜間尿、頻尿、下半身がむくみやすいなど、とにかく「下半身トラブル」が多く見られます。

 また、骨や歯との関係が深く、腎の働きが悪くなると骨が折れやすくなったり、歯が弱くなりがちです。髪にも腎の状況が表れやすく、若白髪の人はもともと腎が弱い傾向があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」