コロナ禍の新生活が「難聴」のリスクを高める 30~40代で聞こえづらくなる人も

公開日: 更新日:

「現代社会は、いともたやすく聴力が落ちると考えた方がいい。意識して耳を傷めない生活を心掛ける必要があります」

 前述の通り、難聴はよほど進まないと自覚しづらく、日常生活でも支障を感じない。だから、「自分は大丈夫」と思いがちだ。しかし、その「本当はちゃんと聞こえていない生活」を続けていると、将来、難聴で生活の質(QOL)が下がり、前出の通り、認知症へとつながりかねない。

「音量を下げ、ヘッドホンやイヤホンを長時間連続して使用しない。こまめに休憩を挟む。可能であれば、ヘッドホンやイヤホンの使用時間を1日1時間未満にする」

 老親の聞こえの程度もチェックしたい。参考になるのが、〈別掲〉の項目だ(編集部作成、神崎医師監修)。

 該当項目があれば耳鼻咽喉科を受診すべき。その後の進行を抑制できる。ひいては、認知症予防になる。

■老親の聞こえの程度チェック


▼ささやき声で話しかけると聞こえにくそう
▼聞こえの問題で喧嘩になることがある
▼ラジオやテレビの音が大きい
▼聞こえの問題で、集まりなどに出たがらない
▼レストランなど人が集まる場所では家族の会話を聞き取りづらそう
▼聞こえの悪さを指摘すると怒り出す

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった