マスクで声が聞き取りづらい…認知症を招く難聴の疑いあり

公開日: 更新日:

「コロナになって、相手の声が聞き取りにくくなった」と話すのは、ある60代の男性。その理由はマスクだ。

 マスクを着けると、どうしても声が伝わりにくくなる。加齢などで聴力が落ちている場合、「聞こえづらい」と感じる機会が一層増えがちだ。冒頭の60代男性は聞き返すことがあまりに頻回で恥ずかしくなり、最近は相手の話をよく聞き取れなくても、うなずくようにしているという。

 慶応義塾大学病院耳鼻咽喉科で難聴の専門外来を受け持つ神崎晶医師が次のように話す。

「聞こえづらさを放置してはいけません。それが続けば脳の衰えにつながります。世界的に高名な医学雑誌では、2017年、20年と2回にわたり、難聴が認知症の最大のリスクであると指摘した論文を掲載しているのです」

 17年の論文では、認知症の65%は医療の介入が不可能だが、35%は介入可能。つまり予防で回避できると報告している。35%の中には、難聴、高血圧肥満、喫煙、糖尿病、社会的孤立などが含まれ、難聴が最も大きな割合を占めていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”