岡村孝子さん「もうダメなのかなと…」急性骨髄性白血病との闘病で一時は弱音も

公開日: 更新日:

 入院してまず行われたのは、白血病細胞をやっつける抗がん剤治療です。白血球が少ないということは免疫力が低いことなので、医師からは「床に落ちた物を自分で拾わないように」などの注意がありました。その程度でも、菌やウイルスに感染する可能性があるからです。

 経過を見ながらいろいろな抗がん剤が使われたようです。そして2クール終わったところで、私の希望が「今後も長くステージで歌うこと」でしたので、この後、「臍帯血移植」を行うことにしました。

 なんとなく覚悟はしていましたけれど、ここからがつらい治療でした。移植のためには白血球をゼロにして、免疫力を100%なくさなければなりません。

 そのために、強い抗がん剤を大量投与するのです。

 病室は誰でも自由に出入りができない無菌エリア内。移植をしたらしばらくは個室のクリーンルームから出られません。ということで、その前に1週間だけ一時帰宅が許されて、その間にしゃぶしゃぶや焼き肉を食べに行きました(笑い)。ただ、生モノ全般、発酵物、生クリームはダメ。調理して30分以上たったものもダメという厳しい制限がありました。焼き肉のタレも未開封のマイボトルを持って行ったくらいです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった