放送作家・野々村友紀子さんが語る「ムズムズ脚症候群」との苦闘

公開日: 更新日:

野々村友紀子さん(放送作家・47歳)=ムズムズ脚症候群

 2014年ごろ、テレビを見ていたら「ムズムズ脚症候群」について取り上げていて、「これだ!」と思いました。「これって名前がついた病気なんだ」とそのとき初めて自分の脚に起こる症状が病気だと知り、びっくりしました。正式には「レストレスレッグス症候群」または「下肢静止不能症候群」というそうですが、通称は「ムズムズ脚症候群」。ちょっと面白い名前なので、その苦しさやつらさが、なかなか伝わりにくいんですけど、世の中にはけっこう仲間がたくさんいて、ネット上でこの病気の過酷さを共有しています。

 私の場合は若い頃から、夜に脚がムズムズしてしまう症状がありました。でもそれが特殊だとか、病気だと思ったことはなく、「肩凝り」ぐらいにポピュラーで誰にでも起こっているものだと思っていました。

 でも、14年のそのテレビ番組を見てからは変に意識するようになって、症状が頻繁になっていった気がします。

 症状が出るのは決まって夜です。人によって違うのですが、私は日中に出たことはありません。眠くなってベッドに入ると脚が重だるい感じになって、ジッとしていられなくなるのです。「虫が這うような」と表現する人もいますが、私は「とにかく脚を動かしたくて仕方がなくなる」のです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も