もし悪性だったら…モデルの理絵さん 子宮筋腫での全摘を振り返る

公開日: 更新日:

 手術のことは母親とマネジャーにしか告げずに入院しました。友人に話せば、せっかくのゴールデンウイークに「お見舞いに行かなきゃ」と気を使わせてしまうかもしれず、申し訳ないと思ったからです。

 手術前には、同様の手術を受けた経験者が書いているブログを読み漁りました。例えば「術後24時間は痛いけど、それを過ぎれば和らいでくる」といった一文にどれだけ勇気をもらえたことか。だから私も後日、入院や手術のことをブログで発信したのです。「私も明日手術します」とか「読んで安心しました」という声を今でもいただいているので、書いてよかったと思っています。

 実際に痛みのピークは術後24時間を過ぎれば和らいではきました。でも、その後もけっこうずっと痛くて、「腸が癒着しないように寝返りを打つようにしてください」と指導されるのですが、その寝返りが痛くて痛くて……。手術の翌日からは「歩きましょう」と言われました。起こされるとめまいがして吐きそうになるし、痛いのに歩かなくちゃいけなくて、大変でした。本当に少しずつしか痛みは和らぎません。

 傷口はおへその下から約9センチ。消毒のタイミングに恐る恐る見てみたら、鳥肌が立つほどすごい状態でした。でも看護師さんは「キレイですね」と言うので、「これがキレイなの?」とため息が出ました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???