“北の異変”は第6波の始まりなのか? 札幌と旭川で増加傾向

公開日: 更新日:

 なぜ、日本だけが新型コロナが急に収束し、再拡大しないままなのか。さまざまな説があるが、ハッキリしない。原因がわからない以上、いつ急拡大してもおかしくない。だからこそ警戒を怠ってはいけない。

■旭川ではクラスター連発

 気になるのは北海道の“異変”だ。ドイツより南でフランス中南部からスペイン北西部にかけたエリアとほぼ同じ緯度にある北海道では11月1~17日の新規陽性者数は全体で233人。札幌市は93人となっている。

 札幌市は5日に1年4カ月ぶりに新規陽性者数が0人になったものの、16日には23人と2ケタとなり、翌17日も23人となった。両日は連続して北海道の新規感染者数が全国最多となっている。

 日本を含めて世界でいま起きている感染拡大の多くはワクチン未接種者が中心といわれている。ならば、札幌市が特別にワクチン接種者が少ないのだろうか。

 札幌市内のワクチン接種率は17日時点で、2回接種を終えた人が12歳以上で78.3%、65歳以上の高齢者は92.4%となり、12~19歳は48.7%である。日本全体で2回目接種を終えた人の割合は19日段階で75.8%と推定されることから、むしろ、札幌市の方が進んでいるようにもみえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々