“北の異変”は第6波の始まりなのか? 札幌と旭川で増加傾向

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 では、11月以降の札幌市の新規陽性者93人の属性はどうなっているのか? 性別は男性36人、女性37人、非公表20人。年齢層は10代未満4人、10代3人、20代13人、30代16人、40代2人、50代7人、60代4人、70代6人、80代15人、90代3人、非公表20人。

 注目したいのは再感染者は2人いて周辺患者「あり」が64人だったこと。今さらだが、子供であっても感染するし、感染歴があろうがワクチンを打っていようが感染者の近くにいれば感染するということだ。

 問題は症状の程度だ。19日時点での札幌市の患者数は76人(軽症・中等症75人、重症1人)で入院患者31人、宿泊療養者5人と、必ずしも軽いとは言えない。

 1年前に比べて治療薬や治療法が確立して医療体制は整っている。感染数に一喜一憂する必要はないが、万一感染した時はどのような手順で診断を受け、どんな治療が行われるかは、いまのうちに頭に入れておく必要がある。

 なお、北海道では交通の要衝である旭川市で11月1日から17日までに札幌市を上回る129人の感染が確認されている。気になるのは10月下旬以降「カラオケ設備のある飲食店」でのクラスターが5件発生し、その後、高校などでもクラスターが起きたこと。年末はとかく羽目を外しがちだが、今年もおとなしく過ごす方がいいかもしれない。

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