新型コロナウイルスは感染者激減 このまま「インフルエンザ化」するのか?

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの1日の感染者が314人(10月27日現在)と激減している。第6波の到来を予想する声もあるが、ワクチン接種が広まった上に治療薬も出揃い始め、緊急事態宣言の解除も相まって世間では収束ムードが高まっている。このまま季節性インフルエンザと同じような扱いになっていくのか。東邦大学名誉教授の東丸貴信氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 新型コロナ患者を受け入れているある都内の病院では、コロナ患者を受け入れ可能なベッド数が24床あるが、10月29日現在で入院しているのはわずか1人。対応に当たっていた専任スタッフも通常業務に戻りつつあるという。

「夏に猛威を振るったデルタ株がここまで急激に感染者を減らしたのは、正直なところ驚きでした。病床逼迫による自粛、ワクチン接種の拡充、ある程度有効な治療法や治療薬が確立してきたことも要因でしょうが、ウイルスが弱毒化したとか寿命が尽きたのではないかという声もあります。しかし、このまますぐに新型コロナが季節性インフルエンザと同じようになるかといえば、そうとは考えにくいといえます。もちろん、どう推移していくか未知のウイルスについて、断定的なことは言えません。ただ、新型コロナと季節性インフルエンザには、大きな違いがあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃