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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

数値が悪化しやすいシーズン到来…コロナ太りは年内に改善を

公開日: 更新日:

 懸念しているのは、飲み歩く機会が増えた人が多いこと。飲食店の経営者や従業員の方々のことを考えると喜ばしいことですが、コロナ太りが解消されるどころか、「もっと太った」となってもおかしくない。実際、「外食機会が増えて最近太った」という話をよく耳にします。

 さすがに大人数での忘年会や新年会をする人はいないでしょうが、年末年始はどうしてもカロリー摂取量が多く、活動量が少なくなりがち。お正月休みくらい体重のことは忘れたいと思う人は、今のうちに体重を落としておくべきです。

 冬に向けて取り入れたい「糖尿病を悪化しない生活習慣」のコツは、いずれも耳にタコができるほど聞いたことがある内容だと思います。

■プチ断食より日常食の見直しを

 1日3食、バランスの良い食事を取る、望ましくは、朝食は多め、夕食は少なめ。穀物や野菜が少なく、糖質脂質に偏った食事を短時間で済ますと血糖値が一気に上下する血糖値スパイクが起こり、血管を傷つけ、脳梗塞心筋梗塞のリスクを上げます。メニューのうち、炭水化物や脂分の多いものが占める割合は少なめにする。お肉を食べるときは、たっぷりの野菜と食べたり、しゃぶしゃぶや蒸し料理にして脂分を落とすのもいいでしょう。

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