ワクチン接種とも関係あり?コロナ禍で「帯状疱疹」が増加している

公開日: 更新日:

「現在、帯状疱疹の水膨れを破いて中に水痘・帯状疱疹ウイルスの有無を調べる検査が保険適用になっているので誤診は少なくなりました。非常によく効く薬『アメナリーフ』も登場しており、従来より早く治るようになっています」

 ポイントは「痛みを伴う水膨れができたら、たとえ数が少なくても、2~3日以内に皮膚科を受診する」。早期発見・早期治療は、早期治癒というメリットがあるだけではない。合併症と後遺症のリスクを減らせる。

「顔面の帯状疱疹では角膜炎や結膜炎といった合併症がありますし、体が弱っている人では髄膜炎という重症な症状に至ることがあります。また、帯状疱疹は約2割が帯状疱疹後疼痛という後遺症に移行するといわれています。早期治療で、これらを避けられる可能性が高くなります」

 帯状疱疹後疼痛は、神経が障害されたためにその神経興奮が脳に伝わって「痛い」と知覚されるもの。水膨れや発疹といった皮膚の症状が消えても長期間にわたり痛みが続く。帯状疱疹が重症化した人、高齢者はより帯状疱疹後疼痛が起こりやすいので注意だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも