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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

パンデミックを終わらせる唯一の方法は「ワクチン平等」 米国でフレーズが聞かれるように

公開日: 更新日:

 ニューヨークではオミクロン株の感染がピークを越えましたが、果たして次の波は来るのか? この疑問とともに「平等なワクチン接種」というフレーズが聞かれるようになっています。先進国でどんなにワクチン接種が進んでも、接種率が低い開発途上国や地域が残ればそこから新たな変異種が発生してくるからです。それを防ぐために今、関心の的になっているのは、テキサスの研究者が開発した「安くて特許の縛りがない」ワクチンです。

「コーババックス」と名付けられたワクチンは、ファイザーやモデルナの最新鋭mRNA型とは違い、40年前に開発されたイースト菌を使ったB型肝炎ワクチンの製造技術を応用しています。テキサス小児病院の2人の研究者ピーター・ホーテス博士とマリア・エリーナ・ボタージ博士はSARSとMERS流行の時にワクチン開発を始め、資金が尽きて中止していたのを新型コロナ流行と同時に再開。その費用のほとんどは政府ではなく寄付で賄ったといいます。

 研究開発費が莫大で厳格な特許に守られたmRNA型に比べ、価格も安く保存も簡単。世界中にあるB型肝炎ワクチンの製造施設をつかってすぐ作り始められる。そしてそれ以上に驚きなのは、製造技術を特許で守らない、つまり開発者はこのワクチンで儲けるつもりはないという意思を明らかにしていることです。

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