全死因の中で新型コロナは何番目だったのか? 医療情報学の専門家が特別寄稿

公開日: 更新日:

 過去2年間にわたって、われわれの日常は新型コロナウイルス(Covid-19)によって大きな影響を受けてきた。しかし実際に、Covid-19がどのくらいの脅威だったかを扱った記事は少ない。そこで今回は、過去のデータを基にCovid-19が死亡統計の中で、どの辺りに位置づけられるか検証した。

 用いたのは厚生労働省の月次死亡統計(概算値)である。

 公表されている最新データは2021年9月のものなので、2020年10月からの1年間の数字を集計した。この期間には、第3波、第4波、第5波が入っており、いままでにCovid-19で亡くなった日本人の約85%が含まれている。

 対象期間の全死亡数は143万1983人だった。この期間のCovid-19の死亡数は1万6071人で、全死亡に占める割合は1.12%だった。

■10位までは過去30年ほぼ変わらず

 主な死因を多い順に並べてみると、<表>のようになった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃