感染再拡大のいまこそ日本人は「ファクターX」を取り戻せ

公開日: 更新日:

「あくまでも私の印象ですが、都心では以前ほど感染の勢いは感じません。感染リスクの高い行動をしている人はひと通り感染。濃厚接触者の中に感染者がいて、患者数を増やす可能性があるので簡単には言えませんが、ピークアウトに向かっているのではないでしょうか」

 こう言うのは都心で診療所を営み、新型コロナ患者と連日向き合っている内科医だ。

 患者は6歳以下の子供を含め多くは軽症で、ほとんどは解熱鎮痛剤などの対症療法で体調が回復しているという。

「まだ世界中で感染者数をカウントしていて、重症化する人もいるので警戒は必要です。ただ、コロナ以前から重い病気で通院しているお子さんや高齢者は要注意ですが、そうでない人は熱が出てもアタフタする必要はほぼないと思います」

 確かに最初に第6波が襲った沖縄県では、1月15日の1829人をピークに新規感染者数は減少、2月4日には11日連続で前の週の同じ曜日を下回り709人となっている。とはいえ、1日当たりの新規感染者が東京では2万人を、全国では10万人を超えた。心配になるのは当然だ。何に注意すべきなのか? 公衆衛生の専門家である岩室紳也医師が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも