著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

Zoom導入で訪問診療の移動をしつつ顔を合わせての会議が可能に

公開日: 更新日:

 ご存じの通り、当院は訪問診療のクリニックです。

 1日に5~6人くらいの先生を筆頭に、各3人1組で1チームとなって訪問診療を行っています。診療しているのは都内16キロ範囲内と比較的広いため、少しでも効率よく各家庭を訪問できるよう、スケジュールは分刻みです。

 朝9時5分には当院を出発し、診療終了時間18時ギリギリまで患者さんのお宅にいるといったことはざらで、医師も医療スタッフもほぼ診療所にいないことが珍しくありません。すると、顔を合わせての申し送りや問題解決のカンファ(会議)が難しくなってしまいます。患者さんが薬を飲まないとか、ご家族が介護疲れをしているとか、文章で情報の共有をしているのですが、朝礼や夕礼時のちょっとした雑談から得られる情報の中に重要な改善点や貴重なヒントが隠れているケースも多いのです。

 移動しながら、なんとか顔を合わせてのカンファができないか? そこでオンラインの導入を試みたわけでした。ただ、これまで使ったことがあるパソコンメーカーの電話システムや、携帯電話の多者間通話など、いろいろなツールを試してみたものの、どうしても通信が安定せず、音が割れたりしてスムーズな会話になりません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?