「自死・自殺に向き合う僧侶の会」代表が語る…死んではいけない

公開日: 更新日:

 正山寺に寄り添うように、10年間も連絡を取り続けている人もいる。対話の形式は電話やオンラインなどだが、完全予約制で時間は80分となっている。

 相談相手との会話は「真剣勝負、格闘技と同じ」と言う前田住職に、こんな質問をしてみた。

 電話口でナイフを持ち、今にも手首を切って自殺しようと訴えてきた人に、どんな言葉をかけますか?

「やめなさい! とトゲのある言葉を出すことはいたしません。まず、『ナイフを置いてください。つらかったのでしょうね。今、あなたが苦しんでいる状況を話してみませんか』と言って会話を進めていきます」

 警察庁の統計による自殺の形は、多い順に縊死(首つり)、ガス、薬物、溺死、飛び降りである。

 人生100年の時代。元気でいたら、なにかいいこともある。自ら命を絶つ前に、寄り添って話を聞いてくれる人に一本の電話(℡03.3452.3574)をかけてみてはどうだろうか。

■2021年の自殺者数は2.1万人

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状